【中学生の不登校生徒】親の対応で絶対にやってはいけない行動言動6選!

不登校生徒に対する親の対応

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会長

文部科学省が発表した、平成29年度の中学校における不登校生徒数は約109,000人。これは、全中学生の3.5%にあたる人数です。

このように、中学生の100人中3人が不登校の時代とわかってはいても、我が子が不登校になってしまったとなると、ほとんどの親は動揺してしまうでしょう。しかし、不登校になってしまった時に大事なのは、冷静な親の対応です。親の行動言動によっては、さらに事態を悪化させてしまうからです。思春期という不安定な時期の中学生に対し、親の対応として、やってはいけない行動言動を紹介します。

 

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「やってはいけない行動言動1 話を聞かず一方的に叱る」

不登校になってしまったことで親が動揺し、「なんで学校にいかないの!」と一方的に叱るのは百害あって一利なし。叱ったことで学校に行けるほど、不登校の問題は単純ではありません。

子どもが不登校になるまでには、いろいろな出来事や思いが蓄積しています。不登校になった理由も、いじめなどのわかりやすい理由とは限りません。現代の中学生が抱える問題は大人が思う以上に多種多様で、親が考えもつかないような原因が隠れていることもあるのです。

不登校は、子どもの最終的なSOSです。それでなくとも心身ともに疲れている子どもに対し一方的に叱ってしまえば、多感な中学生なら心を閉ざしてしまうでしょう。そして、「親は自分のことをわかってくれない」と傷つき、そのせいで一生親子関係を悪化させてしまうことだってあるのです。

 

「やってはいけない行動言動2 とにかく行かせようとする」

「学校に行かないのは悪いこと」「学校は行かなければならないもの」、と親の正論を振りかざし、とにかく学校へ行かせようとするのもNGです。

不登校の理由として、最初に考えられるのは学校での問題です。勉強についていけない、友人関係のトラブル、担任との折り合いが悪いなど、学校が嫌だから行かないのですから、そこに無理やり行かせることが良い結果につながるわけがありません。

思春期の中学生は、親にはわからないさまざまな思いを心の奥に抱えています。たいしたことはないだろうと親が勝手に判断し、無理して学校に行かせようとしたり、登校を急かしてしまえば、心と体が元気になっていないまま学校へ行くことになります。そうすると、さらに体調が崩れたり完全に心が折れてしまい、不登校は長期化してしまうでしょう。

 

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「やってはいけない行動言動3 子どもの言うままに休ませる」

無理やり行かせるのがよくないなら、休ませればいいのかと考え、子どもの言うままに学校を休ませているのも問題です。

中学生にもなると、勉強が難しくてついていけない子どもが増え、できれば学校の勉強なんてしたくないと思う子どももいるはずです。また、スマホを持つことで友人関係が複雑になり、学校に行くとわずらわしい、友達に気をつかうのが疲れる、と思う中学生も多いでしょう。

もし、学校に行かずに、家でのんびり、好きなだけゲームやネットをして過ごしていられるのであれば、中学生の子どもにとってこんなに楽しいことはないでしょう。このまま面倒な学校になんて行かず、ずっと家にいればいいと思ってしまっては、不登校が長期化するのも当たり前ですし、その後の引きこもりにもつながる可能性があります。

 

「やってはいけない行動言動4 腫れ物に触るような態度をとる」

心も体も不調気味の不登校の子どもに対し、優しく接するのは大事なことです。ただ、親のなかには、子どもに気をつかいすぎて、腫れ物に触るような態度を取ってしまう人もいます。特に、登校したりしなかったりを繰り返している子どもに対しては、なんとか行ってくれるようにと下手に出て、機嫌をうかがうような対応をしてしまうこともあるのではないでしょうか。

しかし、中学生はそのような親の態度に敏感です。子どもである自分に親が過度に気をつかっている姿を見ると、「自分は腫れ物なんだ」と感じ、自己否定してしまいます。また、自分が特別扱いをされることへの嫌悪感から、家の居心地が悪く感じ、親と接したくなくなって、さらに親と距離を取ってしまうこともあります。

また、そんな対応をする親を軽蔑して、親を親と思わないような態度を取るようになる場合もあるでしょう。それがエスカレートすれば、暴力へと発展してしまうこともあるのです。

「やってはいけない行動5 担任の先生や学校を責める」

担任の先生は、不登校の生徒の状況を確かめ、なんとか学校に来るようにと家庭訪問にやって来るはずです。また、親のほうから担任や学校にコンタクトを取り、現状を聞き出したり、子どもの今後について相談することもあるでしょう。しかし、そこで学校側の対応が悪かった場合、親はつい子どもの前で担任の先生や学校の対応を責めたり、悪く言ってしまいがちです。

そのような言葉を、多感な中学生は敏感にとらえています。これまで以上に、担任や学校に不信感を抱いてしまうこともあるでしょうし、そんなに悪い学校なら行く必要がないと自分から見切ってしまうかもしれません。

実際に、担任や学校に問題のある場合もありますが、やみくもに学校を責めて対立を深めてしまえば、万が一子どもが学校に行きたいと言ってきた場合に、学校とうまく連携できず、学校に行っても子どもの居場所がないという状況になってしまいます。

 

「やってはいけない行動6 家族だけで解決しようとする」

不登校は恥ずかしいことだからと考える親は、なんとか家族の中だけで解決しようとするものです。しかし、子どもに近い存在の親だからこそ、不登校の子どもに適切な対応ができない場合も多く、それにより不登校は長期化してしまうこともあるのです。

不登校が長期化すると、親子関係はどんどんギクシャクし、家庭の中が暗くなってしまいます。そんな状況では問題が解決しないばかりか、親も子どもも、家族みんなが疲れ切ってしまいます。

思春期の中学生は、親には言えないけれど他人になら話せるということもあるものです。問題が長期化・深刻化しない前に、うまく第三者機関を頼って子どもの気持ちを吐き出させて軽くすることが最善です。無理をし続けたことで親のほうが疲れ切り、親の心身まで不調を来たすこともよくあることです。

 

第三者機関に依頼・PTAが率先して集団で助けることが大事

不登校は恥ずかしいことだからと考える親は、なんとか家族の中だけで解決しようとするものです。しかし、子どもに近い存在の親だからこそ、不登校の子どもに適切な対応ができない場合も多く、それにより不登校は長期化してしまうこともあるのです。

不登校が長期化すると、親子関係はどんどんギクシャクし、家庭の中が暗くなってしまいます。そんな状況では問題が解決しないばかりか、親も子どもも、家族みんなが疲れ切ってしまいます。

会長
思春期の中学生は、親には言えないけれど他人になら話せるということもあるものです。問題が長期化・深刻化しない前に、うまく第三者機関を頼って子どもの気持ちを吐き出させて軽くすることが最善です。無理をし続けたことで親のほうが疲れ切り、親の心身まで不調を来たすこともよくあることです。

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