ptaの意味って本当にあるのかを賛成派、反対派の意見をまとめてみました

賛成派、反対派の意見

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会長

PTAというと、現在の日本社会においては、子を持つ親は必ず関わることになる組織。義務教育である小学・中学のほぼすべての学校において組織化されているので、関わらないで過ごすことはできないともいえるでしょう。

 

また現在親となっている方も、子どものころ、自分が通っている学校のPTA活動に奔走していた自分の両親を思い出す方もいるはず。自分が親となった今、「PTA活動に従事するのは当然」と思っている方も多いかもしれません。

しかし2010年代も後半を迎えている現在、PTAは揺らぎつつあります

PTAの存在意義を問う声がネット上・SNS上で拡散。「PTAという組織は不要」という認識も広まり、実際、PTAに入らないという意思を固め、PTA活動に一切関わらない保護者が全国各地に登場しつつあるのです。

 

ただ一方で、「PTAを叩きすぎ」という声も起こり、今やPTAを巡る議論は、教育界でも最もホットな話題の一つとなっています。

今回はそんなPTAの存在意義について問い直し、PTAに対する賛成派、反対派の意見をまとめてみました。

 

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存在意義が問われ始めたPTA

PTAに関わりたくない人が増える

2016年9月、学研教育総合研究所が全国の保護者に対して「PTAに対してどのような関わりを持ちたいですか」というアンケート調査を実施しました(「小学生白書WEB版より」)。それによると、「あまりかかわりたくない」と答えた人は何と45.0%と過半数近くに上り、「まったくかかわりたくない」の22.7%と合わせると、実に7割近い人がPTAに否定的な見解を持っていることが分かったのです。

 

もちろん、この7割近い人のうち、本当にPTAに関わっていない人は少数でしょう。学校によってはほぼ自動的にPTAに加入することになり、そんな場合に敢えて「私は入りません!」とPTAに対して喧嘩を売るような態度を取ると、やはり「波風」を立てることにもなります。「本当はかかわりたくないけど、かかわりたくないと声を上げると、保護者同士の関係が面倒になる。なので、嫌々ながら参加する・・・」という人が大半なのではないでしょうか?

 

なぜPTAにかかわりたくないのか?

同じく学研教育総合研究所の「小学生白書WEB版」に掲載されているアンケート結果によると、PTAにかかわりたくない理由としてもっとも多かった回答は、「人間関係が大変・煩わしいから」で回答者全体の4割を超えています。その次に多かったのが「興味がない」で約3割。3番目に多かった回答が「仕事や介護・家事の関係で時間が取れない」で約25%を占めていました。

 

やはり保護者同士の人間関係に嫌気がさしている人は多いようです。特に、PTA活動に熱心な保護者が、活動に熱心ではない保護者に対して「なぜこの間の活動に顔を出さなかったの?」と問い詰めたりして、それで関係が悪化する・・・というのは、PTA活動の場ではよくあること。またお互いに仕事や家事で忙しい中でPTAの仕事を割り振り合わねばならず、「自分のPTAにおける負担量を少しでも減らしたい」というエゴとエゴがぶつかり、それで犬猿の仲になるということも珍しくありません。そんな状態に自分がまきこまれた場合はもちろんのこと、周囲の保護者同士でそんなことをやっているのを見るだけでも、やはり「かかわりたくない」と思ってしまうでしょう。

 

保護者の価値観も多様化

また20~30年前のまだ20世紀の時代の保護者に比べて、今の保護者はより自由な社会的雰囲気の中で育ち、また子どものころから携帯電話やインターネットに触れているので、色々な考え方を柔軟に吸収する心を持っています。またかつてのような「サラリーマンの父親と専業主婦の母親」「PTAには母親だけがもっぱら参加」という典型的な保護者像は薄れ、今や「イクメン」や「主夫」になる人も多いというのが現状です。

 

このように保護者の価値観、そして保護者のあり方が多様化しつつある現在、「PTAは、本当は参加が任意の団体だけど、事実上は強制参加」というある意味理不尽な組織形態を目の当たりにすると、やはりそれに反対する声も出てきます。また今はSNSの時代。そうしたPTAのあり方を問い直す見方や問いかけに賛同する人はSNSを通して急速に増えつつあり、PTAの存在意義を見直すべきという意見を持つ人は、決して「極端な意見を持つ人」ではなくなりつつあるのです。

 

 

PTAに対して賛成派の人の意見とは?

ただ保護者の価値観やあり方が多様化しつつあるということは、PTAに対して決して必ずしも否定的ではなく、「PTAだって良いところはたくさんある」という考え方を持つ人もいるということ。実際、先に挙げた学研教育総合研究所のアンケート結果でも、PTAに「積極的にかかわりたい」と答えた人は5.0%、「まあかかわりたい」と答えた人が27.3%いました。そうした人はどのような見解を持って、PTAに賛同する気持ちになっているのでしょうか?

 

他の保護者とコミュニケーションを取るきっかけに

ネット上などで賛成派の意見をみると、やはり多いのは「PTAの場がコミュニケーションを取る場になる」ということ。今は昔とは異なり、地域社会・地域コミュニティのつながりが薄れ、かつてのような「ご近所づきあい」の中で生活を送るファミリー層は少なくなりつつあります。保護者同士のつながりも、以前は近所付き合いや地縁の中で育まれる部分も強かったのですが、今では「学校のPTA活動でしか顔を合わさない」というケースも増えているのが現状。そうなると、PTAの場は、保護者同士が交流し、仲良くなれる絶好の機会になるわけです。

 

またそうして保護者同士が友人関係になることで、学校のこと、先生のことに関する貴重な情報交換の場にもなります。学校のことに詳しくなれば、それだけ家庭内での子どもたちとの会話も弾み、家庭内コミュニケーションの活発化にもつながるでしょう。

 

普段の学校の中の雰囲気を実感できる

またPTA活動に参加すると、各種委員会や行事への出席で、学校を頻繁に訪れることにもなります。そうなると、子どもたちが通っている学校がどんなところなのか、定期的にチェックすることもできるわけです。

 

春夏秋冬で学校内の雰囲気はどのように変わるのか、あるいは「この間、台風がきて校舎の一部を修繕したと言っていたが、どのような工事が行われたのか」など、色々と「学校の今」を確認できるのは保護者としてはありがたいこと。またPTAが夕方から開催される場合などは、子どもたちが学校で運動会や学園祭に向けて練習していたり、部活動に汗を流したりしている姿を直接見ることもできます。そうした場を与えてくれるのも、PTAならではのものです。

 

先生方とコミュニケーションを取る場になる

PTAとは両親(parent)と先生(teacher)による団体(association)の頭文字。つまり保護者と先生方が共同して運営していく組織です。ですので、PTA活動に参加していると、先生方と接する機会が増え、学校でのことについて話す絶好の機会を得ることができます。

 

先生方と直接話し合う場というと、もしPTAが無ければそれこそ毎学期末に行われる保護者面談のみで、話し合うことといったら子どもの成績、学校生活の良し悪しなど、親としては緊張せずにはいられない場です。しかしPTA活動の場では、先生方とはもっとフランクで人間味あふれる雰囲気の中で会うことができます。担任の先生と親しくなることは、その学校に通う子どもにとっても誇らしかったり、嬉しかったりするもの。もし教育上で悩みがあれば、PTA活動の場で雑談形式で相談してみることもできるでしょう。PTAは保護者と先生方の結びつきをより強くする機能も果たしていると言えるわけです。

 

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PTAに対して反対派の人の意見とは?

近年増えつつあるのは、この反対派の人たち。PTAに参加する意義が見いだせず、「PTAは不要」、「参加しない方が良い」との意見を持ち、実際に参加を拒否する保護者も多いです。PTA反対派の人がPTAを否定する理由とは何でしょうか?

 

PTA役員決めの雰囲気の悪さ

PTAは理念上こそ、先生と保護者が手を取り合って作り上げる団体ということですが、実態としてのPTAはそれとはかけ離れているのも事実。その最たる例が、PTAの役員決めの場です。学校ごとにPTA役員の役職や決め方は異なりますが、多くは会長、副会長、書記、会計の主要四役、そしてクラスごとの委員、保健委員、体育委員、広報委員、地区委員など各種の部門に分かれ、それぞれ委員長・副委員長・委員が決められるのが通例。

 

特に主要四役や各委員の委員長になると、PTA活動に取られる時間が大幅に増えるので、保護者は誰しもこの役をやりたがりません。役員決めの会議の場には学校の先生も同席していることが多いですが、もはや「とりあえず穏便に役員を決めてほしい」という雰囲気が丸出し。多くの場合、くじ引きやあみだくじ、じゃんけんといった運任せで決められ、運悪く役員に選出されてしまった保護者の中には、「こんなものを引き受けると仕事に行けなくなる」と怒り出す人が出てくることも珍しくありません。

 

役員決めはPTAの中でもっとも最悪の場の一つとも言われており、「あんなことをやっているPTAなんて、もはや存在意義はない」との声は強いです。

 

PTA活動の内容の理不尽さ

PTA活動は、子どもの学校生活をサポートし、その質の向上を目指すために保護者と教職員が結成する組織です。しかし実態としては、質の向上に役立たないように思われるのに、保護者に大きな負担を強いる理不尽な活動が多々行われています

 

よくやり玉に挙げられるのが、昼間に「生徒と一緒に昼食を取る」という名目で行われる「ランチ会」(仕事をしている人は参加が大変)、しっかり読む人も少ないのに作業量が多い「広報誌の作成、発行」、参加者が少ないのに無理やり強行する「親子参加型イベント」などなど・・・。「子どもの生活環境の向上に対して効果・成果もないのに、多大な負担を強いられる保護者」という構図があり、そのことに憤りを感じる保護者は多いです。

 

PTA会費の徴収と使い道

PTAは形こそ「任意団体」ですが、実質上は、自動的・強制的に参加させようとすることが多く、しかもそれで「会費」を徴収するわけですから、客観的に見れば会費徴収の正当性に疑いを持てる余地があるとも言えます。その上、その会費の使い道が、学校の教職員への贈答品だったり、教育界のお偉方への接待のために使われていたりすると、納得がいかないと感じる保護者も出てくるでしょう。「会費が子どものために使われているのかしっかりと吟味できる第三者機関を設けない限り、PTAは認められない」と考える保護者は多いです。

 

子どもにとってPTAはどのような存在なのか

 

PTAに対しては賛否両論様々ありますが、やはり一番に考えるべきは子どものことでしょう。子どもが学校生活を問題なく送る上で、保護者が取るべき選択肢は何かをしっかり考えることが大事ではないでしょうか。

子どもにとってPTAはどのような存在なのか・・・その点からか改めて問い直し、その存在意義を考えていくことが重要なのかもしれません。

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