ptaを退会した人の口コミ本音から見るメリットデメリット

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会長

子どもが小学校・中学校に入学する前後に行われる保護者向けの説明会で配布されたり、あるいは郵送で送られてきたりするのがPTAへの加入届けの書類です。

長男・長女が入学した場合など、初めてPTA活動に参加するという保護者だと、PTAの本当の実態を知らないということもあり、むしろ親としての実感が得られるということで、進んで参加する人もいるかもしれません。

しかし実際にPTAに参加すると、色々と理不尽な目にも遭います。休日返上でPTAの行事に参加させられたり、他の保護者との人間関係に疲れ果てたり・・・。最近ではそんなPTA活動に嫌気がさし「退会する!」と決断する人も増えているようです。そこで今日は、PTA退会した人の口コミ・本音をネット上でリサーチしてその結果をまとめた上で、PTAを退会することのメリット、デメリットについて以下で紹介してみましょう。

 

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PTAを退会する理由とは? そして退会方法とは?

 

・そもそも本来、PTAは任意加入

ほとんどの幼稚園~高校までの学校では、PTAは自動的に加入するというのが通例。子どもが入学した際に、入学式の場であるいは入学式の前後に開催される保護者会の場で加入申請書の用紙を貰ったり、あるいは入学時に学校に提出する重要書類の中に、PTA加入申請書が入っていたりする場合もあります。入学の際に提出せねばならない書類の中に混じっていると、さも「必ず提出しないといけない書類」と感じ、つい署名して学校側に出してしまうということにもなるでしょう。

 

しかしもともとPTAは参加が「任意」で、生徒の保護者を強制的に参加させられるような権利は誰にもないのです。2016年に、タレントでありさらに大学で教鞭を取ってもいる菊池桃子さんが、2016年に開催された「1億総活躍国民会議」の場で、PTA活動はもともと参加が任意なのに、全員参加しないといけないという雰囲気があると指摘して話題を呼びました。

 

・PTAを退会する理由とは?

菊池桃子さんの発言にもあるような「参加は本来任意」という考え方は、最近、社会の中でもじわじわと浸透し始め、PTAに参加しない・PTAを退会すると決断する保護者も増えつつあるようです。

 

PTAを退会する理由としては、ネット上でも口コミで色々な意見がありますが、まず一つは行事への強制参加が辛いこと。PTA活動と称して、平日の早朝や夜、あるいは休日丸一日を使って、学校行事の手伝いをさせられたり、学校周辺の清掃活動をさせられたりもします。もし休みでもしたら、参加した他の保護者から陰口を言われたり、役員の保護者から直接「次回の行事には必ず参加して欲しい」と念押しの電話がかかってきたりするで、事実上休めないというのが実情。このようなPTA活動から逃れるために、PTAを退会するという決断をするわけです。

 

しかし中でも理由として多いのが、保護者同士の人間関係で嫌な思いをしたから、というもの。PTAに参加している保護者、特にママさんたちはお互いにマウンティングし合ったり、親しいもの同士で派閥を形成して仲間以外の保護者の悪口を言い合ったりすることが多いです。また中には子どもの成績や夫(パパさん)の社会的地位・職業などで勝手に人間関係の「ピラミッド」を作り、上位にいるもの同士で友達関係・派閥を形成し、自分たち以外の人には冷たくあたる・・・という人たちもいます。保護者間の間でいじめが発生することも珍しくなく、そんな関係性の中で消耗し、これ以上関わりたくないと考え、PTA退会に至る人も多いようです。

 

・PTA退会の方法とは?

退会方法ですが、意外とこれが難しい面もあります。というのも、そもそもPTAは自動加入のことが多いですし、また加入申請書を出す学校であっても、加入のための専用の用紙はあっても、「退会申請書」などという退会のための専用用紙を用意している学校はほとんど無いからです。

 

多いのはやはりお手製の退会届を作成し、役員の方に提出するということ。最近はパソコンのワープロソフトなどできちんと作ることもできるので、無礼のない書式で作成・提出するというのが無難な方法のようです。退会届の中で最低限盛り込むべきことは、「PTA退会届」というタイトル、退会届を出す日付、宛先としてのPTA会長・担任の先生の氏名、退会理由、子どもの名前、子どもの学年・クラス、自分の名前など。退会時に引き留められるというケースも多いようなので、書類を提出する際はそれを振り切る覚悟もいるでしょう。

 

正式な退会手続きを踏まなくとも、PTA総会はもちろん、役員決めやPTA行事に一切関わらないまま過ごすという「事実上の退会」という方法もあり得ます。ただ会費の徴収・請求などはくるので、それも嫌な場合は、正式な退会を役員に認めてもらわねばなりません。

 

口コミ本音から見るPTAを退会することのメリットとは?

口コミ本音①:「PTA活動に費やす時間が減り、自由な時間が増えた!」

PTA活動は平日、休日を問わず行われ、出勤前の朝の時間あるいは夕方からの活動(早退して参加を強要されることも多い)にも駆り出されますが、PTAを退会すれば、そのような場に行く必要はなくなります。夫婦ともに共働きの家庭、特に正社員として働いている場合は、こうした足かせが無くなるのは有難いことでしょう。特にPTAの役員に選ばれたりすると年中忙しくなるので、そのような状況から離れられることにメリットを感じる人は多いようです。

 

口コミ本音②:「嫌な保護者と顔を合わせずに済む!」

PTAを退会するメリットとしてけっこう多く挙げられているのが、面倒な人間関係から解放されるということ。先に少し触れた通り、保護者(特にママさん)関係はとにかく大変で、派閥が形成されて派閥間で争いがあるばかりか、ちょっとした行き違いで同じ派閥の保護者同士が険悪な仲になったりもします。最近ではラインのグループを保護者同士で作り、既読スルーをしたことに腹を立てたり、中高生のような「ママ友ラインいじめ」のような事態が起こったりもしているのです。PTAを退会したことをそうした保護者たちに伝えれば、そのような煩わしい関係から離れることができます。

 

口コミ本音③:「役員決めの恐怖から逃れられる!」

この声はけっこう多いですね。PTAの役員決めは、保護者にとってある意味最も恐ろしいPTA行事とも言えます。もしPTA会長、副会長、書記、会計といったいわゆる「四役」に選ばれたりしたら、その年度は1年中忙しくなるのは必須です。しかも四役に選ばれた場合、場合によっては(会長だとほぼ確実に)数百人の生徒、先生方を前に挨拶をせねばなりません。それも入学式、運動会、学園祭、卒業式をはじめ、学校内の主要行事・記念式典などが行われるたびの、「大勢の前でそつなくスピーチする」ということが求められるのです。日ごろから人前で話す仕事に就いている方ならともかく、そうでない人にとっては、恐ろしくストレスが溜まることになります。

 

ですので、年に1度は開かれる役員決めの会議の場は、その場の誰もが「自分は役員にはなりたくない」という思いをもって参加しているわけです。しかも役員の決め方は、「くじ引き」や「じゃんけん」など、運だけで決められることも少なくありません。参加した人は「自分が役員になるのではないか・・・」という恐怖心を持って役員決めの会議に参加せねばならず、その緊張感たるや、察して余りあるものがあるわけです。その会議に参加しない、無断欠席するという方法もありますが、そうなると今度は、「あの人、役員決めの時に来なかった・・・」と後ろ指をさされることになり、それはそれで辛い思いをすることにもなります。PTAを退会すると、この恐怖の儀式である「役員決め」から逃れることができ、役員に選ばれる可能性も当然ながら無くなるわけです。

 

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口コミ本音から見るPTAを退会するデメリットとは?

 

口コミ本音①:「保護者同士の人間関係が面倒で退会したけど、退会したらしたで人間関係が大変に。子どももいじめの対象になっているかも・・・」

PTAを退会したら、会員同士の人間関係から逃れられる・・・と思っていたのに、実際に退会したら、逆に人間関係で大変になるという声も多いのも実情。何しろPTAはみんな嫌々参加しているわけで、そんな中で思い切って退会した人に対しては妬みの感情なども相まって、ママ友の間で仲間外れしたり、距離を置いたり、ということも起こってくるのです。

 

またこうした保護者同士の疎遠化は、子ども同士の人間関係に波及する恐れもあります。実際、PTAを退会した保護者の子どもが仲間外れにされる、いじめの対象になるというケースも起こっているのです。

 

口コミ本音②:「PTA会費を払っていないことで、思わぬ不利益を被った・・・」

PTAを退会するということは会費の支払いも止めるということ。しかし実際にはPTAの会費で集めたお金で賄われている備品・消耗品は学校内に多く、PTAを退会すると「会費を払っていない人が、ただで利用している」と陰口を叩かれる恐れがあるのです。

 

一つの例が、卒業証書の筒と記念品を巡るケース。卒業式の時に卒業証書をしまっておく筒と記念品は、PTA会費で賄われていることがよくあります。学校よってはPTAの非会員である子どもには敢えて筒と記念品を渡さないという差別的な扱いをすることがあるのです。もちろんこれは極端な例ですが、「会費を払っていない」ということで、思わぬ差別・偏見を受ける恐れがけっこう付きまとう・・・という声はネット上でも散見できます。

 

口コミ本音③:「学校に関する情報が入りづらい・・・」

また意外と多い声が、PTAを退会することで学校内の出来事や行事と疎遠になり、子どもたちがどんな学校生活を送っているのか分かりにくくなったということ。PTA活動に参加して保護者同士でコミュニケーションを取る場合、自然と話題は子どものこと、そして学校での出来事に関することになります。そうした場で、学校に関する思わぬ情報や、進路のことや先生に関することなど、色々な噂話などを集めることもできるわけです。しかしPTAを退会してしまうと、そうした場が無くなってしまい、学校のことを把握しづらくなるわけで、この点はけっこう大きなデメリットだと指摘されていますね。

 

【まとめ】退会による原因で不利益を被ったり、学校の情報が得にくくなったりといったデメリットも多い

 

PTAを退会した、PTA非会員になった、という人は、近年になってけっこう増えてきました。PTAから離れると煩わしい活動や人間関係から解き放たれるといったメリットがありますが、一方で、そのことが原因で子どもが不利益を被ったり、学校の情報が得にくくなったりといったデメリットを指摘する口コミ情報もよく見受けられます。

 

もし退会を決意する場合は、メリットだけでなくデメリットにも考慮し、最適・合理的な選択肢は何かを考えた上で決断すべきでしょう。

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