PTAってそもそもいらないの?仕事内容から見るPTA役員の大事な役割

PTAはいらないの?仕事内容

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PTAってそもそもいらないの?仕事内容から見るPTA役員の大事な役割

PTAと聞だけで子供が学校に通うようになったら出ごとが多くなりそう、役員になったら何かと大変そう・・・と身構えてしまう人が多いと思います。PTAという言葉から大きな責任も感じられますし、学校を子供たちがより快適に過ごせるようにするためにもPTAの存在が大きいです。しかし、中にはPTAはいらないと考える人もいるようです。そこで、今一度PTA役員の役割について考えてみましょう。

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PTA役員の大事な役割とは

今回は小学校のPTA役員について見ていきたいと思いますが、PTAとしての重要な役割があります。PTAは親が行うボランティア活動の1つと考える人もいます。もちろん給料は出ませんし、行事に応じて参加する機会も多くなるので無償の活動と言えます。

無償の活動とは言えPTAが備わっている学校は多いです。そこで、以下にPTA役員の大事な役割をまとめてみました。

学校の先生や子供達をサポートする役

PTA役員は先生や子供達をサポートするためにあります。よって、年間を通して実施される学校行事には参加する機会が多くなります。運動会や音楽会、マラソン大会などの手伝い、カーテンのクリーニング、校舎の掃除や校庭の草刈、保護者懇談会の運営、運動会の参加賞を決める、卒業記念品を何にするか決めるといったように先生たちだけでは回りきらない部分をPTA役員たちが助けるという感じになっています。

先生は子供に勉強を教えるという大きな仕事があるので、上に挙げたような点までも目を向けていると大変です。しっかり勉学を子供たちに教えてもらうためにもPTA役員ができることは行うというスタイルになっています。

 

PTA独自の活動も忘れないで

PTAはボランティア活動であり、学校をよりよく運営していくために先生や子供のサポートをするというのが大きな目的となっているように感じますが、決してそれだけではありません。PTA独自の活動もあるのです。

まず1つ目に行事の開催です。給食の試食会やスポーツ大会、講演会、勉強会、見学会、学級親学年親睦会、学校親睦会とPTA役員が中心となって開催される行事もあります。学校によって少しずつ行事の内容は異なってくると思いますが、PTA役員が活動する仕事内容は意外と多岐に渡るのです。

そして2つ目に、子供を守る活動も積極的に行います。特に最近は不審者情報が多くなってきたので、この子供の安全については特に注意がされるようになりました。登下校の時間のパトロールや通学路に立って子供達を誘導するなど自宅から学校までの間で事件に巻き込まれないように子供を守る活動も行っています。家から子供を送り出すと親からは見えません。毎日無事に家と学校の往復ができるように、PTA役員がパトロールを重要視しているところも増えています。

3つ目には、PTAの組織活動を挙げたいと思います。これは学校や子供を主体としているのではなく、PTAという組織の活動になります。PTA総会やPTA新聞の発行、本部の役員会、各委員会次年度の役員選出などPTAを今後より内容の濃いものにしていくために、組織の中の結束を高めるといった目的もあります。

また、PTA独自の活動は学校以外の場でもあります。市や都道府県のPTA連合会への出席や社会福祉協議会や青少年指導協議会への参加、PTA研修会への参加、市内PTA交流会、近くの小中学校の入学式や卒業式などの式典への参加などと、自分の子供の通っている学校以外の近隣の学校とも関わりが出てきます。

最後にPTA役員同士の交流を深めるために、PTA大運動会や近くの神社が主催のお祭りの手伝いなど地域とも密接に関わっていっています。このようにPTAにはみなさんが想像している仕事内容以外にも多くの仕事があるのです。PTAはいらないのではという意見も出てきている中、PTA独自の大事な仕事も存在しています。

 

親同士の親睦を深めることができる

子供が毎日学校に行っている中で仲の良い友達もいれば、ちょっとしたことがきっかけでけんかをしてしまうこともあるでしょう。こういったトラブルにもしっかり対応できるようにするために、PTAに参加して親同士が親交を深めておくと安心と言われています。お互いの子供のことを知っていて親同士もお互いを知っていれば、けんかやトラブルが発生してもスムーズに和解することができます。

親同士の親睦

また、自分の子供がどんな親御さんの子供と接しているのかということを知る機会にもなります。子供から友達の話を聞いていても、友達の親のことまで知っているのと知らないのとでは受け止め方も変わってきます。子供と親それぞれがお互いの距離を縮めることで、トラブルなく快適に学校生活を送れるのだと思います。

PTAは先生と会話を楽しむ機会にもつながる

通常学校の先生とゆっくり話すことといえば、学期末にある保護者面談くらいでしょう。しかし、PTAに参加していると日頃から先生と会って話す機会が増えます。ここから、子供が通う学校にはどんな先生が揃っているのか、担任の先生はどんな人なのかを把握できます。

会話を楽しむだけでなく、自分が知らない我が子の様子を先生が教えてくれることもあります。そういった面では新しい我が子の一面を知る機会になるので、先生と話す機会が増えるのは良いことと言えるでしょう。

地域のネットワークを作ることが出来る

PTAは地域とも連携を図って行事を行ったり、地域イベントに参加したりします。外で活発に活動することが多いことから、地域の人とのコミュニケーションを図ることもできます。特に都市部ではマンション住まいが増えて、隣人についても詳しく知らないという例が多いです。これでは自然災害が起きた時に協力することができません。

また、地域の行事を知る機会にもつながり、子供たちに地域の方と一緒に過ごす時間を与えることができます。伝統や文化についての知識を深めることもできますし、快適に生活をしていくためにも地域の人とのコミュニケーションができていると安心です。何かあった時にお互い助け合うことができるからです。

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実際に子供を持つ親はPTAについてどう思っている?

PTAは仕事内容を見てみると学校内だけでなく地域とも連携を図った活動を行っていることがわかりますが、現在子供を持つ親はPTAについてどう思っているのでしょうか?過去に実際に行われたアンケートを参考にまとめてみます。

・しなくて良い活動が多い

PTAがすべき仕事以外のものが多く開催されすぎていると感じている人が多いようです。先生や子供、役員との親睦を深める会、月に1会保護者が教室を掃除する日がある、PTA新聞はすでに学級便りで知っている内容ばかり・・・などと学校によって行事内容は少しずつ異なるものの必要ないのでは?と思うイベントが増えているようです。

最近は共働きの家庭も増えてきていて、こういったPTAの出ごとが平日に行われることから仕事を休まざるを得なくなるという人も増えています。仕事を休むと周りに何かいわれる、でも行事が割と頻繁にあるといったように、保護者の負担になってしまう活動が多くなっているという現実もあるのです。

・PTAの中でいじめなど人間関係の難しさが浮上

いじめは何も子供達だけの世界に起きていることではありません。大人になってからもいじめは存在します。そして、PTAの中でもいじめをはじめとした人間関係のいざこざが生じているところがあります。

何か発言をするとターゲットになり自分のことを陰でこそこそといわれる、行事でミスをした際に役員の前で謝罪を強いられたなどとPTAがストレスになってしまうこともあります。PTA独特の雰囲気が苦手で耐えられないということからPTAを退会したいと申し出る人もいるといいます。PTAが苦痛に感じてしまうようだったら、いらないと考えてしまっても仕方ありませんね。

・PTAが主体となる活動はいらないのでは?

PTA活動にはいらないものも結構あると感じている人は多いですが、実際にPTA役員になった時にPTAが主体となる活動が多いことにも違和感を持つことがあります。たとえば、PTA役員だけの研修会や研修旅行などです。会費を払って旅行したり食事をする意味がわからないという声も上がっています。

無駄なお金が使われているという意見もあります。そこまで必要性を感じない活動がいくつかあり、無駄に時間が過ぎていっていると感じている人もいるでしょう。子供や学校のためにPTAが動くのはわかりますが、PTAが主役となって行う活動はほどほどに留めておきたいです。

PTAがいらないと感じている人は共働きで日々忙しかったり、独特の人間関係が出来上がってしまっている点などに不満を抱いていると考えられます。PTAは地域や学校によって雰囲気も全然違いますし、雰囲気の良いみんなが和気あいあいとしている感じのPTAであれば居心地が良いと感じられるでしょう。学校の雰囲気や親の関わり方、考え方などによってPTAの特徴はそれぞれ変わってきます。

たまたま住んでいる地域や子供が通っている学校によって雰囲気は変わってくるので、PTAがいらないのではと感じる人もいます。

【結論】PTA独自の大事な役割があることは認識しておいてください。

PTAは今憂鬱に感じている親御さんも多いといいます。これは負担となることが多すぎていることも関係しているでしょう。イベントごとが多くて仕事もしているのに大変と感じている人も多いです。

しかし、PTAとして大事な役割があるのも事実です。それが、学校の先生や子供達のサポートをすること、PTA独自の活動で親睦を深めることなどです。この他にも親同士の親睦を深める機会にもつながりますし、面談だけでない場面で先生と会って話す機会が増えます。ここから、普段気づくことのできない我が子の一面を知ることにもつながります。

さらに、地域とのネットワークを構築できるのもPTAの大事な役割と言えます。地域の行事に参加したり、近隣住民との関わりを増やすことによっていざという時にお互い助け合えるような関係を築いていくことができます。

PTAはいらないという意見を挙げる人も増えていますが、しっかりとした人たちによって運営されているPTAなら今後も有り続けるべきだと思います。PTA独自の大事な役割もあります。

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