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PTAバザーの目的からいるかいらないかの意味を考えてみる
学校でPTAに入会して活動に参加していると、その中の1つにPTAバザーというものがあります。PTAが主催で行うバザーなのですが、このPTAバザーっていらないのでは?という意見も出ています。そこで、バザーのやる意味や役割を考えながら、メリットとデメリットについてまとめたいと思います。
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PTAバザーを通して親同士の交流を深めることができる
PTAバザーを開催すると普段なかなか会うことができないお母さんやお父さんと会うことができます。普段話す機会もない中、PTAバザーを開催することで楽しく話すことができるという点が、メリットの1つと言えるでしょう。たまたま一緒にバザーの用意をして仲良くなることもあれば、同じお店を受け持って販売していく中でおしゃべりをするようになり楽しい時間を過ごすこともできます。
子供というよりは親が主体となるバザーなため、親同士の交流を深めるのにはぴったりの催し物だと思います。
地域の方との交流をふかめるきっかけにもなる
PTAバザーの最大のメリットは上に紹介した親同士の交流を深めることになると思いますが、2つ目に地域の方との交流を深めるきっかけにもなることを覚えておきましょう。PTAバザーを開催すると学校関係者だけでなく、地域の住民の方にも来てもらうことができます。ものを販売して買ってもらい、そのときに会話が生まれたり今まであまり話すことがなかったけれどご近所さんだったということもあります。
親が地域の方とあいさつをしたり交流を深めておくと、子供たちも自然と接するようになります。登下校の時にあいさつをするようになった、何か困ったときに地域の方が助けてくれたなどとお互い協力しあって生活することができます。これもPTAバザーで知り合うことがなかったら、ずっと話さないままで終わっているかもしれないので地域の方との交流を深める機会になるPTAバザーはPTA活動の中でも充実したものになるでしょう。
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PTAバザーの売り上げが学校活動に利用される
PTAバザーはものを販売してお客さんに買ってもらいます。その収益は何に使われるか考えたことはありますか?この収益がきちんと学校や子供たちに役立っていることからも、PTAバザーはやるべきだと言う意見があります。PTAバザーの収益の多くが、学校活動に利用されます。
PTAバザーの売り上げは一旦PTAの費用へとなります。そして、PTAから学校側に学校の備品や子供たちの活動のために使ってくださいと渡されるケースが多いです。学校側は子供たちが快適に学校で過ごせるように備品をそろえたり、環境を整えたりしてくれます。売り上げ金によってはいつもなら行けないようなちょっと遠いところに遠足に行ったり、今まで開催したことのないイベントを開いたりと新しい試みにもつながります。
PTAバザーの売上金はこのように無駄なく有意義に学校のために使われているのです。自分の子供が通う学校において多少の不満もあると思います。もうちょっと設備がきれいになったらいいのに、古くなってきて危ないところもあるなど解決すべき点は探せばたくさん出てくると思います。そんなときにもバザーによる収益があればそれに充てることができます。そうすることで子供たちが快適に学校生活を送れるようになるのです。
子供たちにものの大切さを教えることができる
現代は身の回りに遊ぶものも食べ物もあふれており、快適な生活が送れます。それがいつしか当たり前のようになってしまっていると思いますが、食べ物を粗末にすることはいけませんし、ものは大切に使うべきです。そんなものの大切さも、PTAバザーを通して子供たちに学んでもらうことができます。
PTAバザーでは多くの場合が、親たちが手作りしたものを販売したり、使わなくなったおもちゃや服の販売、昔ながらのヨーヨー釣りなどのお店を出します。子供や地域の方に遊ぶ楽しみや買う楽しみを感じてもらうためです。
そこで、子供が自分のお小遣いでほしいものを買う、食べたいものを買うようにしたら自分のお金で買ったものの大切さも実感できるでしょう。お金とものの大切さを知ることで、今後すべてに対して感謝の気持ちを持てるようになります。ものを大事にするようになるので、親としてはうれしい限りです。そんな子供の成長できる一面もPTAバザーを通して知ることができるので、メリットはきちんとあるんです。
PTAバザーのデメリットとは?その1
ここまでPTAバザーのメリットを紹介してきましたが、続いてデメリットについても考えてみましょう。いったいどんなデメリットがあるのでしょうか?
まず1つ目のデメリットとして、無事にPTAバザーが開催されるまで話し合いの場が多くなるので出事が増えます。昼間や夕方にバザーのための準備や話し合いにかかることになり、その間家を空けることになったり子供との時間が犠牲になってしまうこともあります。
どんなものを販売するか決めるまでにひと悶着あるでしょうし、いざ出し物が決まったところで次に必要なものをリスト化してコストを考えながら出店を考えないといけないので、ここでもまた無事に決まるまで時間がかかります。
最後は商品に値札をつける、手作りの食べ物は試作品を作ってみるなどの準備も必要になるので、PTAバザー当日までにするべきことはたくさんあります。この準備に追われて他のことがおろそかになってしまうというのが、PTAバザーの1つ目のデメリットとして挙げられると思います。
PTAバザーのデメリットその2
PTAバザーのデメリットで一番大きいのは準備に大きな負担がかかるという点でした。無事に開催されるまでに集まる機会も増えますし、ミスが生じることもあるのでそれに対応することも求められます。意見の衝突も起きるでしょうし、PTAバザーの日を迎えるまでは気持ちも落ち着かないでしょう。
そして、PTAバザーのデメリットはまだ存在します。デメリットの2つ目として挙げたいのが、PTAバザーの話し合いで初めて顔を合わせる人がいるということです。よって、自分が何か意見を持っていても思うように発言できないという事態が生じてきます。気のしれた人でみんな顔もよく知っている人ならPTAバザーでこんなことをしたらどうだろうかという意見を言いやすいでしょう。しかし、初めて会う人が多いと話し合いがぎこちなくなり、スムーズに進まなくなるということもありうるのです。
意見があってもつい遠慮して言わずじまいで終わってしまうこともあるので、PTAバザーに関わることになったらメンバーにはどんな人がいるのかあらかじめ把握しておくことも大切ですね。快適に話し合いを進めるためにも、メンバーの把握は欠かせません。
さらに、話し合いに都合がつかなくて出てこれないという人もいると思います。どうしてもPTAバザーの話し合いの日に予定が入ってしまって、参加することができないというケースもあるでしょう。それをメンバーに伝えるのも申し訳ない気持ちでいっぱいになりますし、行ける日に参加すると疎外感を感じてしまうこともあります。楽しく開催されるべきPTAバザーですが、開催日までには大人の苦労もたくさんあるのです。
バザーの係になると親子で楽しむことが難しくなる
もしも自分がPTAバザーのメンバーになったら、バザー当日の行動も制限されるようになります。もし食べ物を売る係なら、その場から離れることが難しいです。担当しているところが盛況であれば嬉しい半面、その分動きが取りにくくなります。よって、自分の子供とバザーを満喫することができなくなります。そのため、子供にとっては少し寂しい思いをさせてしまうかもしれません。
バザーを無事に開催できることはありがたいのですが、自分自身や我が子が一緒に楽しむという時間はほとんど取れないと考えていて良いでしょう。バザーの際には物販だけでなくイベントやゲームなどを開催されるところもありますが、そういったものにも参加できずに係の仕事に追われて終わるというパターンが多いです。
そのため、我が子にもバザーを楽しんでもらうために仲の良いお友達のお母さんに一言言っておいたり、自分が抜けられる時間があったら一緒に過ごせるように工夫しましょう。子供は親と一緒に共有することで充実した時間を過ごすことができるので、少しでも子供との時間を過ごすためにバザー当日のスケジュールの確認もしておきましょう。
母親がバザーの係に追われているのなら、父親が子供と過ごせるように休日を確保するという作戦も良いでしょう。また、おじいちゃんやおばあちゃんにもバザーに参加してもらって一緒に楽しんでもらえると、より良い思い出となるでしょう。
バザーの係に追われてバタバタした日々を過ごしていると、PTAバザーってやる意味があるの?いらないんじゃない?と思ってしまいますが、収益を学校活動に活用したり地域の方や親子との交流を深めるためには必要かなと思う点もあります。バザーなんていらないと決め付ける前にメリットとデメリットの両方を知ってみるのも考え方が変わってよいかもしれませんね。
ptaバザーっていらないの?いるの?【まとめ】
PTAバザーは扱う内容が増えると、係の人たちの負担は大きくなっていきます。大きなバザーにしようと思うと余計に負担が増えるので、シンプルかつみんなが楽しめるような内容で盛り上げていけるようにすると良いでしょう。そして、担当がそれぞれ決まったら当日に自分たちも楽しめるように休憩をずらして取る、家族との時間を確保できるように考えてみると良いでしょう。当日のスケジュールも考えながら、バザーの準備に取り掛かるとバザーも成功を収めることができるでしょう。
PTAバザーはいらないという意見も出てきていますが、メリットとデメリットを知って交流を深める良いきっかけにもなるという点を考慮しながら開催するかどうかを検討してみると良いでしょう。