保育園の役員決めで欠席をした場合に起こりうるもめごとや問題を洗い出してみた。

保育園役員決めもめ事

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会長

子供を保育園に預けている保護者にとっては、役員に選ばれるか否かというのは、かなり重要な問題です。

 

保育園の場合、保護者が父母とも働いている場合が多いので、役員会に呼ばれたり、行事に向けて準備に駆り出されたりする役員に選ばれると、仕事に差しさわりが出ることも多々あります。

 

そんな嫌がる人が多い役員ですから、保育園の役員決めの会議というのは、どの保護者にとっても戦々恐々とする現場になります。

 

「今年は役員に選ばれたくない」、「委員会などの役員ならともかく四役(会長、副会長、書記、会計)だけは勘弁」など、様々な思惑が渦巻く中で、役員決めの会議は進行していきます。

 

その大事な保育園の役員決めの会議にもし欠席したらどうなるでしょうか?

 

どの保護者も自分は役員をやりたくないと思っているわけで、「役員をやりたくないから欠席したのではないか」など様々な憶測も飛びかねません。場合によっては保護者同士でもめる原因にもなります

 

以下では、保育園の役員決めを欠席した場合に起こるもめごと、問題について紹介しましょう。

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そもそも保育園の役員の決め方とは?

保護者が夫婦共働きであることの多い保育園では、役員決めはよりナーバスな問題になります。決め方に不公平や問題があれば、容赦なく声を上げる保護者の方も多いです。何しろ保育園の役員に選ばれた場合、仕事の量・質を変えないといけない事態になりかねません。もしパートで働いている人だったら、「役員会議のためにこの日は仕事に出られません」と勤め先に報告することは、そのままストレートに収入ダウンにつながり家計を圧迫します。世帯によっては死活問題でもあるわけです。

 

保育園の役員を決める時期は、園によって変わりますが多くは4月の始め、保護者懇談会や入園式の後などです。前年度の終わりの2月ごろに新年度の四役だけは決めておくといった場合もあるようですね。いずれにせよ、その時期が近付いたら園児の保護者は「もし役員を受けることになった場合のスケジュール」を大まかに考えておく必要もあるでしょう。

 

またこれから子供が保育園に入園するという保護者も、「保育園は子供を預ける場所」という意識だけでは、入園後にクラスの役員に任命されて、4月以降の仕事のスケジュールが大きく狂うということも起こってきます。後でまた触れることになりますが、「仕事が忙しいから」という理由では、多くの場合役員を断りきることができません。役員を免除してもらうには、もっと正当な理由が必要になります。

 

さて実際に行われている役員の決め方ですが、多くの保育園では、役員決めでトラブルが起こらないように、極力波風の立たない方法を採用するようにしています。

 

①じゃんけん、くじ引きなど運任せの方法

これがもっともオーソドックスな方法です。多くの保育園の役員決めで用いられている方法で、ある意味平等な役員の決め方だと言えます。この場合、一度役員をやったことのある人は参加せず、初めての人だけでじゃんけんやくじ引きをするというのが通例です。

 

平等な方法ではありますが、働いている人からすると大変な決め方でもあります。もし4月の始めに役員を決めるという場合、働いている人特にパートタイムで勤務している人の中には、4月の計画表を職場に出してしまっているということもあるかもしれません。既に勤務計画を上司に提出したのちに、保育園の役員決め会議で「4月のこの日に役員会議です」と急に言われると困る場合があります。

 

そうならないように、保育園の保護者の方はあまり仕事のスケジュールを先取りし過ぎず、子供の保育園の役員決めの会議が終わってから、その月あるいは年度のスケジュールを立てるようにすると良いでしょう。じゃんけんやくじ引きだと、本当に当日になってみなければどうなるか分かりません。

 

②前役員が根回しして決めておくパターン

保育園によっては、じゃんけんやくじ引きなどせずに、前年度の役員の方や先生が、「やってくれそうな人」に目星をつけて、直接お願いして回るということも行われています。

 

一番トラブルが起きにくい方法で、もしこれで全ての役員が決まれば何の問題もないのです。ただトラブルが起きる以前に「前役員が直接頼みにいっても決まらない」ということも多々起こってきます。よほど親しい相手に頼みいくなど先生や前役員が個人的にコネクションを持っている相手でなければ、簡単には成功しません。

 

保育園の役員決めの会議に欠席したらどうなるの?

保育園の役員を決める会議は、園児の保護者にとってはあるいは最も重要なイベントかもしれません。選ばれるか選ばれないかによって、生活のスケジュールが大きく変わりますからね。

ただ場合によっては、仕事や家の都合で役員決めの会議に出られないということがあるでしょう。また人によっては悪意というほどでもないですが、

 

「会議に出席しなければ、役員に任命されることは無いのでは?」

 

と考えて、敢えて当日欠席するということを考えるかもしれません。ただ大した理由もない欠席はもめごとの原因にもなり得ますし、むしろ自分を不利にする場合もあるのでそこは注意が必要です。

 

①欠席しても特に不利にはならないパターン

実際、保育園によっては「保育園の役員決めの会議に参加しない人は、そもそも保育園の行事や運営に関心の薄い人。そんな人に頼んでも仕方がない」ということで、参加者の間でのみ役員を決めるということも行われています。誰も参加しないのでは……とも疑ってしまうところですが、それなりに教育に対する意識の高い方、保育園の運営に関心を持っている方などがいて、そうした方は欠席せずに参加されているようです。しかしその場合、出席率は全保護者のうちの半分が集まればよい方で、ともすると3分の1程度にしかならないこともあるみたいですね。

 

そうした、いわば「来ない人は仕方がない」という考え方が保育園側にあるなら、欠席することで後々もめるということは無いでしょう。ただそんな保育園は少数派かもしれません。

 

②欠席すると不利になるパターン

多いのは役員決めの会議を欠席する場合に、委任状の提出が求められるというものです。これは、「欠席理由」と「引き受けてもよい役員」を書く欄があるもので、もし当日休む場合は必要事項を記載の上、事前に保育園に提出することになります。また欠席する場合、「役員に選ばれても構わない」といったことが記載された同意書にサインするようにも求められることもあります。

 

このような書類の提出が求められるなら、かなり高い確率で何らかの役員を任されることになるでしょう。いわば「欠席するのが悪い」という考え方になりますね。役員決め会議に参加している人のほとんどが、役員をやりたくないわけです。会議に出席した人なら「私はやりません」ときっぱり断れますが、欠席した人は断ることができないわけです。こうした慣行がある保育園の場合は、出来るだけ出席した方がよいでしょうね。

 

もし、初めての役員決めの会議に出席するか欠席するか迷っている人は、保育園側に連絡して、どんなふうに保育園の役員決めが行われているのか、欠席する場合はどうなるのか聞いておくとよいかもしれませんね。役員を受けたくないなら、「役員をより受けないようにする上で合理的なのは出席した場合か、欠席した場合か?」を計算する必要があると言えます。

 

もちろん、保育園の役員決めの日にちょうど親族の不幸が起こることもあるでしょうし、身内の誰かが急病で倒れ急に参加できなくなるということもあります。その場合、きちんと保育園側に急に行けなくなった胸を伝えましょう。委任状や同意書も出さずに当日ドタキャンすると、先生方や他の保護者から信頼を一気に無くすことになり、その後の付き合いに差し障りが出ないとも限りません。保育園は保護者も参加する行事が多いので、出来れば先生方や他の保護者の方々とは仲良くしておきたいものです。そこは社会人として、取るべき行動をきちんと取りましょう。

 

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欠席してもめるのはどんな時?

保育園の役員決めの日に欠席することでどんなもめごとが起こるでしょうか。

 

しかし保護者の方の多くが「役員なんてやりたくない」、「欠席して役員をやらないで済むなら、喜んで休む」という思いの中、世間体やら他のママさんの目やらを気にして、我慢して出席しているわけです。そんな中実際に欠席してしまうとなると、やはり少なからず白い目で見られかねないですし、もめごとに発展すること多いようで……

 

①「役員を決める日に欠席しているとは何事だ!」と怒る保護者

これは先に挙げた「欠席しても不利にならないパターン」で起こりがちです。この場合の怒りの対象は、欠席した人に対してもそうですが保育園側にぶつけられることも多いです。役員決めの会議の当日、さあ役員を決めましょうという時に、保護者の中から「役員を決める日に欠席した人がこんなに多いのはどうしてなのか」「参加した人で決めるなんて、不公平ではないのか」と会議の司会者の先生に怒りをぶつける意見が出る場合があります。保育園側としても本当は保護者全員に参加してもらいたいわけで、そう言われても困るとは思うのですけどね……

 

こうした怒りはその後も収まらず、「役員決めの会議に参加して役員をやっている人」同士で一派を作り、「会議を欠席し、役員にもならない人」に対して公然と白い眼を向けるようになることもあります。こうなると保護者同士の連携が必要な運動会や遠足、お遊戯会などの行事もギクシャクしかねません。

 

こうしたもめごとを避けるには、きちんと欠席する理由を伝え、場合によっては役員を引き受ける覚悟を保育園側に伝えておくとよいかもしれませんね。確信犯的に「役員をやりたくないから欠席する」というのであれば、こうしたもめごとを抱える覚悟も必要になるでしょう。

 

②役員決めの会議で「欠席した人に優先的にやってもらう」という場合

役員決め会議の当日、身内の不幸や急病でどうしても欠席しないといけない場合もあります。いわば何の悪気もない欠席で、理由をきちんと保育園側に伝えれば、休んだこと自体は納得してもらえるでしょう。

 

ただ、だからと言って役員にならずに済むとは限りません。「希望する役員」「引き受けても構わない役員」などを書かせる委任状を出しているときはもちろん、そうした委任状の提出が慣例としてない場合でも、「欠席している方にもやってもらいましょう」という決め方がされることもあります。特に委任状が出てない場合、本人の希望なども分からないわけですから、誰もやりたがらないような役回りを欠席者に任せるということも少なくありません

 

そうなると欠席した方としては、それなりの正当な理由があって休んだのに、誰もやりたがらないような役員(四役を始め忙しい役員)を押し付けられるなんて、納得がいかなくなるわけです。保育園側に「もう一度決め直すべきだ」などの苦情を言うものの、他の保護者としては「正式な会議でもう決まったこと」と言って決定を変えることには基本的に同意しません。そこでまたひと悶着が起こり、後々まで尾を引くようなもめごとに発展するわけです。

 

【結論】欠席の場合は正当な理由をしっかりもちましょう。

 

保育園の役員決めは保護者全員にとって重要なイベントです。仮に正当な理由があって当日欠席した場合でも、他の保護者からは「役員を引き受けたくないから欠席した」と悪意を持って捉えられかねません

仮に表向きには「そんな理由があるなら、仕方ないですわね」とニコニコしながら言っていたとしても、はらわたは煮えくり返っているかもしれないわけです。

保育園は保護者参加の行事も多いですし、園児の送り迎えも毎日行わないといけません。もめごとを抱えると明るい気持ちで保育園に迎えなくなりますし、そうした親の気持ちは子供にも伝染してしまいます

もめごとを避けるためにも、よっぽどな理由がない限り、保育園の役員決めの会議には出席するようにしたほうが良いかもしれませんね。

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