中学校ptaの役員決めってどんな雰囲気なの?小学校PTAと一緒なの?

中学校pta役員決め

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会長

現在小学校6年生の保護者の方の中には、「中学校PTAの活動はどんな感じなのだろう?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

 

小学校のPTA活動では、色々と大変な思いをされた方も多いと思います。運動会や学芸会の手伝い、毎朝の横断歩道での旗振り、防犯パトロールなどなど……。中学校PTAでも同じ目にあうのかと思いと、ちょっとゾッとするかもしれません。

 

ただ中学校PTAは、小学校の場合とは異なる部分が色々とあります。何より、最大の山場(?)と言われる「役員決め」においても、小学校とは雰囲気が少し違っています

 

以下では、そんな中学校PTAの役員決めの雰囲気、小学校PTAにおける役員決めと同じ点、違う点についてまとめてみました。これから中学校PTAに関わるという方は、ぜひ参考になさってください。

 

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中学校PTAの特徴とは?

まず出発点として、中学校PTAの特徴について確認しておきましょう。

 

・中学校PTA役員の種類

中学校PTAでも基本的に会長、副会長、書記、会計の四役が決められます。また広報やクラス委員なども決められるのが通例ですね。他にも学校ごとに、環境委員、交通委員、地区委員など様々な委員会・役職があると思います。

 

会長、副会長に選ばれると、とにかく忙しいです。PTA役員会、定例会など会合に出席する機会が増えますし、地域社会のイベントにも呼ばれることがあります。また会長は、入学式、運動会、学園祭、卒業式を始め、大きな学校行事の際に挨拶をせねばならず、これも大きなプレッシャーになりますね。四役に選ばれると、幼稚園、小学校の場合と同様、日常的にPTA業務に大きく時間が取られることになります。

 

広報やクラス委員も同様に忙しいです。広報だと、中学校の場合は生徒のほとんどが部活動に入部することになるので、部活動の大会に行って取材し、写真をとるという作業が増えます。クラス委員も1~2カ月に一回ある定例会や役員会に参加し、校内の様々なイベントに関わる必要も出てきます。運動会や学園祭はもちろん、「あいさつ運動」のようなその学校で力を入れている行事に駆り出されることもあります。あと「PTA対抗スポーツ大会」などPTA独自のイベントの企画、運営、参加をお願いされることもあるので、なかなかもって大変です。

 

ただ、「忙しさの程度」ということでいえば、幼稚園や小学校のPTAよりは軽減されていることが多いです。役職によっては「年に数回の打ち合わせしかなかった」、「役員に選ばれたものの大した仕事はほとんどなかった」ということもあるみたいですね。もちろん四役や広報、クラス委員などはそれなりに忙しいですが、それ以外の雑多な委員だと、「それほどでもない」という場合がよくあります。

 

・中学生は手が掛からない

中学生になると、その下の幼稚園や小学生に比べると、子供とは言えみんなしっかりしてきます。体も大きいですし、責任感も強く持つようになりますからね。中学校ごとに生徒会が作られますが、生徒会の主要役員や各委員会というのは、学校の管理をしっかりとやるようになります。

 

例えば運動会や学園祭の運営も、生徒会・生徒が中心になってやるようになってきます。小学生の頃は、PTA役員はもちろん一般会員である保護者も手伝いをお願いされ、当日も忙しく働かされる人が出てくるものですが、中学校の場合はそうしたことはずいぶん減ります。

 

・会議や打ち合わせが、働く人に配慮されやすい

子どもが中学生にまでなると、母親が子供のことを四六時中見守る、という必要はなくなります。部活の大会の応援に行く、お弁当を作る頻度が増える、ということはありますが、基本的に朝から夜まで仕事ができる時間を確保できます。そのため正社員として働く、パートでもフルタイムで働く、というママさんが増えます。

 

そんな家庭の事情も考慮して、中学校PTAの会議は小学校の場合よりも夜遅くに開催されることが多くなります。幼稚園や小学校だとママさん同士が昼間からランチや喫茶店に集まって打ち合わせをする、ということも多いものですが、こうしたことはせいぜい子供が小学生までくらいで、中学生になると少なくなります。

 

 

中学校PTAの役員決め方は?

中学校PTAにおける役員決めは、方法自体は小学校PTAと類似しています。

 

・立候補者を募る

立候補で決まるのは一番望ましい方法ですが、役員特に四役に選ばれると大変なのは誰もが承知していますから、多くの場合この方法では決まりません。ただ、地域社会に貢献したい、ゆくゆくは地方政治家を目指したいというかたなどがいれば、進んで会長職をやろうとします。もし立候補者が複数いる場合は多数決の方法が取られますが、実際にはそんな状況には至らないのが一般的ですね。

 

・事前の打ち合わせで決める

事前の打ち合わせで決めるというのは、中学校PTAではポピュラーな方法と言えます。前年度役員等が次期役員として相応しい人に目星をつけ、直接電話したり夜に会いに行ったりして、役員になってくれるようにお願いするのです。PTA役員を決めるのは年度末の保護者懇談会もしくは新年度最初の懇談会やPTA総会なのですが、事前の打ち合わせで既に四役をやる人が決まっている場合は、会の当日、あたかも立候補したかのように本人が手を挙げて、それを周りの人が拍手するという光景が見られることもあります。既に事前に打ち合わせで決まっているのですが、一応形式だけは整えておく、ということですね。

 

・選考委員が決める

またPTA役員の中に、役員を決めることを専門の役目とする選考委員が設けられ、その人たちの手で決められるということもあります。過去に役員決めに揉めたことのある学校などは、再びそうしたことが無いように選考委員を設置することが多いようです。選考委員方式は、上で挙げた「事前の打ち合わせで決める」をより制度的にやろうとするものです。選考委員がPTA活動に対する貢献度や地域社会での知名度などを勘案し、役員として相応しい能力、人望のあるPTA会員に役員になってくれるように打診します。

 

・くじ引きやジャンケンで決める

四役のような大きな役職はさすがにくじ引き、ジャンケンで決めるということはないでしょうが、それ以外の役員を決める場合は、くじを引くということも行われます。完全に運任せになるので、当日になってみないと分からないという緊張感があります。これまですでに役員の経験のある人、家庭の事情で役員活動が難しい人などを除いてくじやジャンケンが行われるのが通例ですので、まだやったことの無い人にとっては大勝負といったところでしょうか。

 

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中学校PTAの役員決めの雰囲気は、小学校PTAとは違う?

 

「PTA役員になりたくない」という保護者の思いは、幼稚園、小学校、そして中学校においても同様です。

 

ただ中学校PTAの役員決めにおいては、小学校の場合よりも揉め事が少なく、ギスギスした雰囲気にはなりにくいというのが一般的のようです。その理由をいくつか挙げておきます。

 

・PTA役員の負担が小学校ほど重くない

その理由はいくつかあります。まず一つ目としては、役員の負担が小学校ほど重くないということがあるでしょう。先に述べましたように、PTAの会議や打ち合わせが夜に開かれることが多く、また行事運営も生徒が中心になってやってくれることが増えるため、小学校よりも相対的にPTA役員の負担が少ないのです。ですので、四役や広報などいくつか特別な役を除いては、どの役員に選ばれても「まあ仕方ないか」とあきらめがつきやすいのです。

 

・父親のPTA参加率が高まる

二つ目の理由は、夜に打ち合わせが多いということと関係しますが、中学校では父親がPTA活動に参加する率が高いということもあります。小学校では保護者会や懇談会に母親が出席し、そのまま母親がPTAの役員になるということは多いのですが、中学生になると、父親の参加率がグッと上がります。父親の参加率が上がってくる背景の一つには、昼間に母親も働いていることが多い、ということがあるでしょう。子供が中学生になると、仮に下の子がいたとしても小学生以上になっていることが多く、母親も育児からある程度解放されます。父親に加えて母親もフルタイムで仕事を持つようになると、ことさらに母親だけがPTA活動に参加しないといけない、という理由もなくなりますからね。

 

さてこの父親ですが、中学生の子供を持つ年代になると、サラリーマンの方なら管理職、自営業の方なら高いスキルを身に付けたベテランの域に達する年代です。ある程度社会的に責任を持ち、自分に自信を持つ年代になり、PTA役員の仕事についても難なくこなす管理・処理能力を身に付けている人が多いです。ですので、例えば小学生の児童の母親のように、PTA役員になることに対して猛烈に拒否反応を示す、といったことは少なくなる傾向があります。

 

・それまでの経験を活かす

三つ目としては、「役員決め」に関する経験が蓄積されているということも挙げられるでしょう。中学生のお子さんを持つ親御さんは、既に幼稚園・保育所、小学生とPTAや保護者会の役員決めの大変さというものを何度も経験しています。ですので、もちろん中学校でも役員決めの会議は緊張する部分はあるでしょうが、それまでの経験である程度「達観」している保護者も多くいて、比較的淡々と会議が進みやすくなる傾向もあるようです。特に四役のような大きな役目を決めるとき、決め方次第では大いに揉めることは既に誰しも分かっているわけですから、時間をかけて十分な事前相談や根回しが行われて選ばれることも多いです。

 

【総括】小学校よりは楽です

 

中学校PTAでも、多くの保護者は「PTA役員になりたくない」と思います。もし役員に選ばれれば、会議に出席しないといけない、行事で作業しないといけないなど、プライベートの時間あるいは仕事の時間を削って参加する必要が出てきますからね。

ただこれまで見てきたように、中学校PTAの役員決めの雰囲気自体は、小学校ほど深刻なものになりにくい傾向にはあると言えそうです

中学校時代というのは、子供自身も色々と学校生活のこと進路のことで悩みが多いものです。「親が学校のことを良く知り、子供とコミュニケーションをしっかり取る」ということが、非常に大事になる時期でもあります。

 

中学校PTAの役員になれば、学校のこと、そして子供のことをよりよく知る機会にもなります。もし役員に選ばれたら、腹をくくって積極的にPTA活動に参加するとよいでしょう

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