PTA新聞コンクールで受賞する方法を受賞作品事例から見つけてみる

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PTA新聞コンクールで受賞する方法

PTAの広報を担当すると、大変になるのがPTA新聞づくりです。新聞社や雑誌の編集部に勤務経験のある方ならともかく、そんな経験のない素人が集まって、どうやって良い新聞を作ればよいのか・・・。頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

しかし全国の小・中学校で作られているPTA新聞は、みな素人の方が集まって、知恵を出し合って作られています。特定の人にしかできないような、そんな難しいことではないわけです。

 

PTA新聞については、毎日新聞社・毎日小学生新聞・全国新聞教育研究協議会が主催する「全国小・中学校・PTA新聞コンクール」を筆頭に、都道府県単位、市町村単位で様々な賞レースがあります。

 

こうしたコンクールで評価されるようなPTA新聞には、やはり賞を受けるだけの特徴、ポイントを押さえた紙面づくりをしています。それは素人でもできるようなもので、特別な能力の持ち主だけが出来るというものでは決してありません。

 

どうせ頭を悩ませて作る新聞ならば、コンクールで受賞するようなものを目指してみるというのも悪くないでしょう。

 

以下では、コンクールで賞を取るようなPTA新聞をどうすれば作れるのか、いくつかのポイントを列挙した上で、実際にPTA新聞の事例を参考にしつつ受賞する方法を探ってみます。

 

 

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PTA新聞のコンクールにおける審査基準とは?

PTA新聞のコンクールは大小様々にあります。審査基準も細かいところでは各賞レースごとに変わってくる部分もあるでしょうが、①読みやすさ、②記事内容、③企画力といった基本部分を評価するという点ではどこも共通しています。

 

①読みやすさ

読みやすさの良し悪しは、紙面の全体の編集、レイアウト、見出しのクオリティで決まります。読んでいて親しみが持ちやすいか、レイアウトに工夫がされているか、写真が効果的に使われているか、といったことですね。読み手の第一印象を良くし、一気に引き付ける力が求められます。形式的なもの、よくあるパターンの紙面構成だったら、なかなか評価されないようです。特に避けるべきなのは、紙面がびっしり活字で埋まってしまい、写真が小さく数も少ないというもの。写真をたくさん使うというのは基本で、どのような意図のもとで、どのように写真を配置するかが大事です。

 

②記事の内容

PTA新聞なわけですから、PTAの行事、活動に関わりのある内容にしないといけません。ですので、どのくらいPTAの活動をするのに役立つ情報が盛り込まれているのか、ということも重要な指標になります。

 

よく言われているのが、話題性、記録性、先導性ということです。保護者の間で関心の高いテーマで特集を作り、様々な人の声を記事に反映し、問題を提起していること、そして特色のある学級活動、地区PTA活動を紹介し、PTA活動自体のクオリティアップに貢献していること、は高評価を受けるための重要な要素になります。

 

また学校、家庭、地域との連携に関する記事も評価される傾向にあります。例えば学級や地区で行われる懇談会か紹介されていたり、地域の行事に参加する子供たちの姿、地域の活動に貢献している地域住民の姿を紹介したりしていると評点が上がります。学校や生徒会の行事、あるいは転出入教職員のあいさつを延々と紹介するなど、学校の中の出来事に終始する記事内容はよくありません。PTAの活動と関連付けることが大事です。

 

③企画力

やはり「アイデアの斬新さ」があることは大事です。記事内容と紙面の構成の両方において、新しい考え方やこれまでにない切り口が見られれば評価されます。

 

評価対象になるのは一号だけではないので、各号ごとに違う企画が取り入れられていて、飽きずに毎号読み続けられるものかどうか、という点も重要です。例えばPTAの役員の挨拶を紹介する記事でも、ただ本人が書いた原稿を載せるというのではなく、インタビュー形式にして読みやすくする、といった工夫などですね。

 

ここで一つ大事になるのは、依頼原稿を少なくするということです。紙面が活字でびっしり埋まっているのは、依頼原稿を寄せ集めたページであることも多いものです。原稿を依頼するのは、いわば記事を外注するようなもので作る側としては楽になる部分もあるでしょう。しかしコンクールで評価されるには、編集部が企画した特集記事で勝負する必要があります。

 

テーマの設定は大きなポイント

記事内容や企画内容のおおもとになるのは、その新聞の各号で取り上げられているテーマです。土台となるテーマ設定の方針に誤りがあると、読みやすい記事、特集記事を豊富に盛り込んでも、高い評価にはつながりにくいものです。以下ではテーマ設定において気を付けるべきことを挙げておきます。

 

①過去の出来事を報告するようなテーマでは、あまり評価は得られない

PTA新聞の役割の一つに、クラブ活動の大会結果、あるいは学園祭や修学旅行など、既に行われたイベントの内容を報告する、ということはあるでしょう。これはこれで大事な情報ではあるのですが、そうしたシンプルな情報をメインに伝えているだけでは、コンクールでは高く評価されないようです。その新聞ならではの素朴な疑問点や問題点を設定し、独特の切り口をしている内容が評価される傾向があります。PTA新聞は「学校新聞」ではありません。PTA会員、あるいは保護者の目線から教育、地域のことを総合的に捉える目線が必要です。

 

②学力、進学、成績に関する話題よりも、普段の生活に関するテーマが評価される

特に中学生の場合は高校受験を控えるということもあって、紙面の記事も学業のことを優先的に取り上げたくなるところです。実際、そのことに関心を持つ読者が多いのも事実でしょう。ただコンクールで評価される傾向にあるのは、そうした勉強に関することよりも、子供の健康、体の成長をテーマとした作品が多いです。特に最近、様々なコンクールで受賞しているのは食育をテーマとした特集記事を載せている新聞ですね。読んでいて読者に気づきを与える、読者を啓発する、という内容が望ましいです。

 

③素朴な疑問、問題意識を切り口にする

PTA新聞はいわゆる学校新聞とは異なり、保護者向けに作られる新聞です。そのためともすると、「大人が読んで読み応えがあるもの」と力が入り、教育分野の専門用語を並べるような記事にもなりがちです。しかし読者であるPTA会員の皆さんは、教育の専門家ではありません。難しい単語を目にしても読む気を無くすだけです。コンクールの審査においても、大学の教育学部で学ぶような理論や論理を取り扱うようなテーマでは、高く評価はされません。

ptaコンクール受賞作品事例

受賞作品事例から受賞を目指す方法を学ぶ

それでは実際に、各種のPTA新聞コンクールの受賞作品事例を通して、賞レースで高く評価されるポイントを探ってみましょう。

 

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①青森県東奥義塾高校のPTA新聞の事例

まず取り上げたい事例は、平成23年度の青森県高等学校PTA連合会広報紙コンクールで優良賞をとった「PTA東奥義塾」です。2面から4面までの3ページを使ってすごろく風の教員紹介が行われているのです。ユニークな発想のレイアウトには脱帽といったところでしょうか。コンクールで評価される独自性のある紙面構成とはどういうものか、端的に示してくれていますね。レイアウトが高く評価されて受賞に至った典型的な例とも言えるでしょう。

 

すごろくは記事の周りに彩り豊かに配置されているので、記事の読みやすさを妨げることもありません。すごろくの内側に書かれている記事は、学校行事の報告に加えて、生徒が行っている地域でのボランティア活動の報告、地区で行われたクリスマス会に生徒たちが参加したことなど、地域社会と学校とのつながりを紹介しています。

 

※参考URL:http://www.gijuku.ac.jp/pdf/Gijuku_113_web555.pdf

 

 

②防府市勝間小学校のPTA新聞の事例

中国新聞社と広島国際文化財団は毎年「新聞コンクール」を行っています。その第9回大会で最優秀賞を取ったPTA新聞が防府市立勝間小学校のPTA新聞「かつま」です。食育をテーマに設定し、第一面いっぱいを使って、子供の給食の写真を掲載しています。一面は読者が手に取った時に最初に目にするページですから、インパクトのあるレイアウトであればやはり評価対象となります。

 

しかしただインパクトがあればよいというものではありません。レイアウト技術を駆使して運動会や学芸会など学校の行事の写真を一面に掲載しても、読者に訴えかける力は薄いと言えます。給食は子供の食育に直結する事柄であると同時に、給食費の問題など社会問題とも関連する話題です。この紙面は、そうした問題意識を文章ではなく写真によって一気に読者に訴求する力を持っていると言えます。

 

第一面の給食の写真は、同小学校の校長先生が毎日の給食を記録していたそうで、それを借りて掲載したのだそうです。こういうエピソードも紙面の中に織り交ぜられていて、読者の興味をそそります。記事がメインの紙面でも、記事ごとに背景色を変えアクセントをもたらしていることにも注目です。

 

※参考URL:http://www.chugoku-np.co.jp/hanyou/article/article.php?comment_id=288&comment_sub_id=0&category_id=359

 

③松本市立山辺小学校のPTA新聞の事例

2011年の松本市のPTA連合会広報誌コンクールで最優秀賞を受賞したのが、松本市立山辺小学校のPTA新聞です。見開きのページを使って、小学5年生がお米作りに挑んだ一年間を特集記事として扱っています。田植え、草取り、稲刈り、脱穀といった一連のプロセスが時系列に沿って分かりやすく紹介され、さらに写真も効果的に取り入れられているので、読む人を飽きさせません。

 

まさに食育をテーマにした内容で、米作りに当たって協力してもらった地域住民の方の紹介、声もしっかり記載されています。PTA会員の方の中にも、自宅で農業をされている方も多いでしょう。子供たちが懸命に米作りをしている姿を見ると微笑ましく感じられ、グッと紙面に引き付けられると思います。テーマ設定、レイアウトとも、コンクールで受賞を受ける新聞を作る上で、多いに参考になる事例と言えます。

 

※参考URL:http://www.seisin.cc/wordpress/wp-content/uploads/yamabe1.jpg

 

 

【結論】ユニークな紙面づくり、読み手に訴えかけるような紙面を心がける

 

PTAの広報部に参加して、初めて新聞づくりをするという方も多いでしょう。でもPTA新聞コンクールで受賞するような新聞を作っている方たちも、同じく素人の方たちなのです。

 

細かい技術的なことは、作っていく中でいくらでも学べます。コンクールで受賞するような新聞を目指すなら、今回紹介したポイントを押さえて、ユニークな紙面づくり、読み手に訴えかけるような紙面づくりを心掛けることが大事ですね。

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