pta会長の挨拶集・挨拶文テンプレート【運動会・文化祭編】

運動会文化祭挨拶事例集

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会長

PTA役員に選ばれると大変だとよく言われますが、一番大変なのはやはりPTA会長

 

学校によってはくじ引きやジャンケンで選ばれることも多いですが、運任せで選ぶにはあまりにも責任、負担が大きい役職と言えます。

 

中でも大変なのが、「挨拶」

 

PTA会長は、大きな学校行事があるたびに来賓として呼ばれ、生徒と保護者の前で挨拶をしないといけません。数百人規模の前でソツなく挨拶をするというのは、よほど人前で話すことに慣れているならばともかく、そうでないなら、その緊張感は半端なものではないでしょう。

 

ただ挨拶も、何度か繰り返すうちに慣れてくることも多いです。最初のうちは緊張していたものの、次第に生徒や保護者の前で話すことが好きになったという人もいます。

 

挨拶の内容についても、奇抜な内容にしたいというのでなければ、既存の挨拶集挨拶文をテンプレートにして無難なものにしておけば、まず失敗することはありません

 

そこで以下では、PTA会長が挨拶する際の、挨拶集挨拶文のテンプレートを紹介してみたいと思います。今回は運動会、文化祭編です。

 

 

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PTA会長の挨拶の注意ポイント―運動会・文化祭編―

運動会や文化祭の場合も、PTA会長は必ず呼ばれ、来賓の挨拶をすることを求められます。

 

挨拶をするに当たって、まずいくつか注意すべきポイントを挙げておきましょう。

 

・挨拶の時間はどのくらいを想定すれば良い?

まず挨拶の時間をどのくらいにするか、ということを考える必要があります。想定時間に合わせて、挨拶文の文面の長さ、内容も変わってくるからです。

 

では実際に何分ぐらいで挨拶をすればよいかというと……よく言われるのが「3分以内」というもの。3分というとあっという間のように感じられるかもしれませんが、実は聞いている方としては、3分というのは長く感じられるものです。

 

もし挨拶の聞き手である生徒や保護者が「長い……」と感じてしまったら、その挨拶は半ば失敗と言っても過言ではありません。「挨拶が長い人」というレッテルを貼られかねず、PTA会長に対する悪い印象を与えてしまうからです。

 

テンプレートに沿った無難な挨拶をするなら、1~2分以内に切り上げるのが理想です。長々と訓戒、教訓めいた挨拶をするPTA会長もたまにいますが、正直、PTA会長の話を有難がって聞いている生徒や保護者はほとんどいません。特に運動会や文化祭はこれからまさに生徒が頑張ろうとしているわけで、説教じみた話をして、その意気込みをくじくべきではありません。

 

1分ぐらいの挨拶だと、話す速さによって変わりますが、原稿にすると300~400字ほど。そのくらいの分量に収まる文面にするのが良いでしょう。

 

・導入、主題、結び、の構成で

挨拶はまず導入部分から入ります。「おはようございます」などの挨拶の言葉、お祝いの言葉、感謝の言葉、自己紹介、天気の状況、などですね。第一声は元気よく、あるいは凛とした声で話すと、聞き手も耳を傾けようとします。

 

主題の部分は、その挨拶で伝えたいことを自分なりの言葉で結びます。「挨拶」と「結び」は、ある意味形式的なものなので、話し方の「型」がほぼ決まっています。主題の内容が、話し手が伝えたいことになります。例えば運動会だと「各組の団結力が問われる綱引きや騎馬戦に注目したいです」とか「徒競走を見るといつも心が燃えるので、今年も楽しみにしたいです」といったことですね。この場合のポイントは、抽象的なことを言わずに、具体的な内容に触れるということ。運動会なら具体的な種目名、文化祭なら出し物や展示物の名前を取り上げて話すと、聞き手も納得してくれます。「今日は全力で頑張ろう」、「精一杯やりぬきましょう」などと言うだけでは、抽象的、表面的すぎて聞き手の心を引きつけません。

 

結びの部分は、改めて最後にお祝いの言葉、ねぎらいの言葉、感謝の言葉、終わりの挨拶などを述べます。結びの部分では主題部分の話を広げる必要はなく、話を終わるための一言、二言があれば十分です。

 

・挨拶文を書き終えたら、必ず声を出して練習する

挨拶の文面を300~400字くらいで作ったら、「これでもう大丈夫」というわけでは決してありません。どのくらいの速さで読み進めればよいのか、その調整を体で覚えるため、何度も繰り返し声に出して読む必要があります。また声に出して読んでみて「この文章なんか変だな」と改めて気づくことも多いものです。

 

よくあるのが、何度も挨拶をしてきたPTA会長が、「もう慣れたから」といって、挨拶文を考えたら一度も声出しをせずに本番に臨むということ。こうした油断は、思わぬ形で失敗に繋がることがあります。しゃべる速さのタイミングをつかめないことに加えて、原稿を読みながら挨拶する場合、読めない漢字があるということもあり得ます

 

最近は皆さんパソコンのワープロソフトで挨拶原稿を書き、それをそのまま印刷して当日読み上げるということが増えています。ワープロソフトだと、スペースキーを押すだけで難しい漢字に簡単に変換できるので、いざ読み上げるという段階で、漢字が読めないということは往々にしてあるのです。そうなると……思わぬ漢字の読み間違いをし、恥をかくということにもなりかねません。そんな事態を防ぐためにも、事前に作った原稿は声を出して読みこんでおきましょう。

 

PTA会長の挨拶集挨拶文のテンプレート―運動会編―

 

・運動会の開会式の挨拶文のテンプレート

 

皆さん、おはようございます。昨日までスッキリしない天気が続いていましたが、皆さんの願いが通じて、今日は素晴らしい天気に恵まれました。

 

ついに運動会の日がやってきました。去年は●●組が勝ちましたが、今年はどの組が勝利を収めるのか、今からドキドキしています。どの組の皆さんも力を合わせ、練習の成果が出るように全力で頑張ってください。綱引きや玉入れ競争、そしてリレーなど、皆で力を合わせて頑張る団体競技は、今年も大いに盛り上がりそうですね。とても楽しみにしています。

 

来賓の皆様、生徒の御家族の皆様、本日はお越し頂きまして誠に有難うございます。どうぞごゆっくりご覧いただき、生徒の頑張りには大きな拍手を頂ければと存じます。

 

それでは今日一日、精一杯頑張りましょう。(324字)

 

会長
運動会の挨拶流れとしては、①挨拶(「おはようございます」という呼びかけの挨拶、天気の話題の話題を入れる)、②主題(昨年の成績、楽しみにしている競技などを盛り込む)、③結び(来賓、保護者への来場に対する感謝、最後に「頑張りましょう」などの呼び掛け)が基本になります。

 

・運動会の閉会式の挨拶のテンプレート

 

皆さん、お疲れさまでした。●●組の皆さん、総合優勝おめでとうございます。●●組の皆さん、すごい追い上げぶりで勝利まであと一歩というところまで行きました。両組とも素晴らしいらしい頑張りでしたね。

 

1年生、2年生の皆さんは、物おじせずに徒競走、玉入れ競争で本当によく頑張りました。3年生、4年生の皆さんは、グループで棒を持って走る「台風の目」という競技に挑戦し、見ていて思わず手に力が入りました。5年生、6年生の皆さんは、各組の主力メンバーとして競技に頑張ると同時に運営係もしっかりと務め上げ、下の学年のお手本となったと思います。

 

本日の運動会が大成功となりましたのは、先生方の指導のおかげです。誠に有難うございました。また来賓の方々、ご家族の皆様、生徒に対する惜しみない拍手と歓声、有難うございました。皆さん、本日は本当にお疲れさまでした。(361字)

 

会長
流れとしては、①挨拶(「お疲れさまでした」の呼びかけ、優勝したチームを称えると同時に、必ず負けたチームもねぎらう)、②主題(各学年ごとに、頑張った競技を取り上げて感想を言う)、③結び(先生方への感謝、来賓・家族への応援してくれたことへの感謝、最後に「本当にお疲れさまでした」と再び呼びかけ)。1学年ごとの競技の感想は、できるだけ端的に。しかし聞き手を引き付けるために、必ず具体的な競技名を取り上げて話しましょう。

 

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PTA会長の挨拶のテンプレート―文化祭編―

 

・文化祭の開会式の挨拶のテンプレート

 

皆さん、おはようございます。本日は文化祭にご招待いただき、誠に有難うございます。

 

頂いたプログラムを早速拝見しましたところ、劇(具体的な劇名を入れる)、踊り(具体的な踊りの題名を入れる)、合唱(歌の名前を盛り込む)など、各学年が様々演目を用意しているようで、今から非常に楽しみです。今日の本番の日に向けて、皆さん懸命に練習してきたと伺っております。緊張感をパワーに変えて、練習の成果を存分に発揮して頂ければと思います。

 

本日を迎えるに当たり、ご指導頂きました先生方に改めて御礼を申し上げます。今日は1観客として、歌や演技を楽しませて頂こうと思っております。

それでは皆さん、今日は楽しい時間を共に過ごしましょう。(302字)

 

会長
流れとしては、①挨拶(「おはようございます」という呼びかけの挨拶、招待いただいたことへのお礼)、②主題(プログラムの名前を取り入れて劇、踊り、合唱等への期待感を述べる。練習してきたことへのねぎらいの言葉)、③結び(指導してくれた先生方へのお礼、最後の呼びかけ)という形が理想です。劇、踊り、合唱等は、前々からプログラムを貰っているならば用意する挨拶原稿に書き込み、当日まで分からない場合は、その部分を空欄にし、当日即興で入れるのも方法。当日即興で入れるのが難しい場合は、「練習時間が短い中、皆さん頑張られたと聞いております」など、練習をねぎらう言葉を増やすのも良いでしょう。開会式前は、子供たちは出し物の発表を前にして緊張している子も多いです。その緊張をときほぐすように、柔らかい口調で話すのが望ましいです。

 

 

文化祭の閉会式の挨拶のテンプレート

 

皆さん、本日は素晴らしい演目の数々、誠に有難うございました。劇も踊りも合唱も、どれも本当に見事で、感心しきりのうちにいつの間にか閉会の時間を迎えていました。

 

1年生の合唱は輪唱が素晴らしく、練習の成果が十分に発揮されたと感じました。2年生の「金のがちょう」、3年生の「宝はどこだ」、4年生の「どろぼう学校」の劇はどれも素晴らしく、その熱演ぶりに思わず劇の世界に引き込まれました。5年生の「ソーラン節」はどの子の踊りにもキレがあり、見ている私も思わず体が動きました。そして6年生の「走れメロス」は、演技のクオリティの高さに加え大道具や衣装にも凝っていて、見ごたえ十分でした。

 

これだけ素晴らしい演目を披露できたのは、ひとえに先生方のご指導の賜物だと思います。誠に有難うございました。

 

閉会の挨拶に当たり、子供達、そして先生方に改めて盛大な拍手を送りたいと思います。今日は最高の一日でした。有難うございました(拍手しながら礼をする)(393字)

 

会長
流れとしては①挨拶(今日のお礼の言葉、全体としての賛辞)、②主題(各学年の演目名を具体的に取り上げて、感想を述べる。もし生徒たちが学年ごとに座っているなら、学年の位置を把握して、その方向を向いて話すと尚良い)、③結び(先生方への指導へのお礼、最後の御礼の挨拶)という形になります。しっかりと演目を見ていたことを示すためにも、演目名を挙げて感想を述べるのは必須と言えます。これをしないと、「本当に見ていたのか?寝ていたのでは?」などとあらぬ疑いが生じかねないので、注意しましょう。あと劇の感想を述べる場合は、演技だけでなく、大道具や衣装など裏方で頑張った生徒にも配慮すると良いでしょうね。当然ですが批判、批評などはせず、賞賛するのが基本です。

 

挨拶は①挨拶、②主題、③結びの流れを意識

運動会、文化祭の挨拶は、出来るだけコンパクトに、ダラダラと長く話さないことが重要なポイント。①挨拶、②主題、③結びの流れを意識し、話す内容を決めましょう。

 

挨拶、結びは形式に沿ってスマートに話し、主題の部分は種目名、演目名などを盛り込み、具体的な内容にすることで聞き手を引き付けることが肝心です。

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