pta役員の仕事ってどんなことをやるの?【幼稚園編】

PTAの仕事 幼稚園編

スポンサードリンク

PTAの仕事と言っても、「幼稚園」「小学校」「中学校」によっても、また学校によっても異なってくることが多いです。

ちなみに、「保育園」は基本働いているお母さんが子供を預ける施設なのでPTAは存在しません。

現状、公共のこうした「保育園」は待機待ちでなかなか入るのが難しいですが、こうした意味でも仕事を持っているお母さんは「幼稚園」ではなく「保育園」を選択すると、負担を軽減することができるでしょう。

では、実際にPTAの仕事ってどんな仕事をするの?

PTA役員会 ////////////////////////////////// //////////////////////////////////

幼稚園の場合

まず、幼稚園の場合には「会長」「副会長」「会計監査」「書記」の4つの役員が決められます。

そのうち、各役員が実際に行う仕事としては、

会長

・学校(幼稚園)の役員会(月1回)への参加
・学校(幼稚園)の行事へ参加してPTA代表としての挨拶
・地域の行事やPTA連合会の会議などへの参加

などが主な仕事となります。
いわば幼稚園の保護者の「TOP」となる訳ですから、会議や各イベントでの挨拶などには必ず参加することになるため、かなりの頻度での活動を行うことになります。

しかも、幼稚園では年間を通してさまざまなイベントが目白押し。
そこに全て出席する訳ですから、ほとんど「PTA会長という職についている」というくらいの時間の余力、また回りのママさん達からの信頼度がないとこなせないハードワークになります。

参考までに、幼稚園で行われる主なイベントは
・遠足・・・こちらにも出席し、先生方と一緒に園児の引率や、屋外でのイベントなので怪我やトラブルがないかのお世話をすることになります。
・運動会・・・こちらも年に1回は必ず行われるイベントです。
前日の準備や競技の進行なども含めて、事前にどのようなプログラムで運動会を行っていくのか、またパンフレットの作成など、運動会当日だけでなく、運動会を行うに当たっての事前の「企画」段階から携わることが多いです。
また運動会同日には、運営が滞りなく行われるように人員の配置、どのような流れで次のプログラムにスムーズに移行できるか、また運動会には欠かせない音楽の選定なども意見を求められることがあります。
今では、昔と違い流行の曲を運動会に流す傾向が強いため、こうした知識も入れておく必要もあります。
・お祭り・・・これも、大抵の幼稚園で行われる大きなイベントです。
これも、もちろん企画段階からの参加となります。
お祭りでは、幼稚園の運営資金となる「出店」的なものも含まれるため、どのような商品や食べ物を選択し、利益率がでる為にはどうしたら良いのか、といった経営者目線での知識も必要となってきます。
例えば、お祭りには恒例の「カレー」などは、お米をお母さんたちから少量づつ寄付してもらうことでコストを下げたりするのも重要なことです。
そうした手配から、またお祭りに参加してくれるお母さん、お父さんに打診をするのもPTA会長の務めのつとつです。
イベントは、かなりの時間と労力を割くことは必至です。
(アトラクションの企画・進行、子どものお世話、後片付け)

イベントなど以外の仕事

PTA会長ともなると、幼稚園におけるイベントや卒園にかかるコスト(記念品など)も含めた予算組みなどの会議にも出席することになります。

主な幼稚園開催の会議には以下のようなものがあります。
・PTA総会
・PTA役員会
・各委員会
・次年度役員選出会議
また、それ以外にも
・広報紙の作成
・学校ホームページの改善
などの企画、改善案などを行うこともあります。

副会長

主に会長の補佐役を務めるのが「副会長」の仕事となります。
基本的には、常に会長と行動を共にするので、上記に記載しました「PTA会長」が出席するイベント並びに会議には必ず出席します。

ですから、「今何をするべきか」「幼稚園の予算組みなどをどうしていったら良いのか」という部分について、会長にアドバイスができるような人が適任でしょう。

また、会長の性格にもよりますが、いわゆる「付き人」的な存在なので、PTA会長が忙しい場合には、本来であればPTA会長がするべき仕事が回ってくる可能性も少なくありません。

特に、各行事での挨拶などを除く「PTA会長でなくてもできる仕事」=雑務などは回ってくる可能性が高いので、こちらもかなりの時間を割く役割になると言えます。

特に「お祭りに必要な人材の確保」「お祭り当日の準備」などは、かなり高い確率でPTA会長に代わり、行うことが多いと見てよいでしょう。
会社で言えば「中間管理職」的な立ち位置なので、神経もだいぶすり減らすことが多いのも、この「PTA副会長」の仕事。

ですから、そうした「人間関係が苦手」という人は、できれば避けた方が良いでしょう。

会計監査

保護者から集めているPTA会費の管理をするのが主な役割となります。

お金を扱う仕事になりますので、できれば簿記などの資格を持っている人を求められることがありますが、基本的にはこの「PTA会計監査」に任命された人は、自身で慣れない経理を、独学で勉強しながら行っていくことになります。

「たかが会計監査」と思われがちですが、意外に大変な業務であるのがこの「PTA会計監査」の役割です。

いわゆる「お受験」をするような幼稚園では、この会計監査をする人はしかし、「素人では監査は出来ないから、それなりの資格をもっている人」という条件を出すところもあるようです。

しかも、ひどいところではこれを決まった後で出されることもあるとか。
その場合には、仕方がないので簿記を勉強し、簿記検定を受けるママさんもいるという情報もありました。

ですから、この「PTA会計監査」の役割を引き受ける際には、その辺りをきちんと確認することをお勧めします。

仕事の内容

仕事の内容としては、年度末に収支決済し、その資料作成と保護者会での報告が主な仕事内容となります。

ですから、会議への出席は年に1回で済み、あとは自宅でできるので、仕事をお持ちのママさんなどに比較的向いている役員と言えるでしょう。

ただ、1回の総会議の場にはPTA役員が全て集まった、かなり大きな総会となるので、どのように報告したら良いのか、迷ってしまう方も多いことでしょう。
下記に、報告時の参考のスピーチを記載しておきますので、このような形で自分なりにアレンジして報告すると良いでしょう。

決算報告 スピーチ事例

「皆さん、本日はご多忙の中お集まり頂きましてありがとうございます。
会計監査を担当させて頂いております○○と申します。
早速ではありますが、平成○○年○月○日、本校園長室において、平成○○年度のPTA会計につきまして監査を実施いたしましたところ、収支ともに厳正に処理され、かつ、領収書、通帳等も適切に保管、記録されていましたことを証明いたします。
詳しくは、お手元にございます会計一覧をご覧ください。また、何かご不明な点などがございましたら、ご意見頂けますでしょうか?→質疑応答
(なければ)ご質問もないようですので、こちらをもちまして○○年度の会計報告とさせて頂きます」

このような形で進めていくと、スムーズかつ端的な報告ができるかと思いますのでご参考にされてください。

書記

幼稚園の「PTA書記」の仕事内容は、文字通り「PTA会議、役員会での議事録作成」
また「PTA会報の作成」など書くことが主軸の役割となります。

そこで、皆さん不安に思われるのが「パソコンがあまり使いこなせないのだけど大丈夫かな?」という部分かと思います。

これも幼稚園によってだいぶことなっており、ワードなどでの議事録を求める幼稚園もあれば、「議事録ノート」というノートがあり、そこで手書きで入力する幼稚園もあります。

そこについては、「PTA書記」の役割を受ける前に、ちょっと聞いてみるだけで解決することですから、そこをクリアにした上で自身でもできそうだ、と思ったら請けてみるのもよいでしょう。

幼稚園のPTA役員の中では一番、時間も手間もかからない役割と言えるでしょう。

【結論】PTAの仕事

こうして見てみると、本当にPTAの仕事は大変です。
PTA会長、副会長レベルになると、それこそ毎日PTAのことで何かしら仕事があると言っても過言ではないくらいの、時間と労力がかかる役割となります。

ただ、大変であればあるほど、メリットも大きいのも確かです。
「PTA役員をするに当たってのメリット」は、別ページに記載されていますので、そちらもぜひご覧になってください。

関連記事

【絶対に読ませたい】東大出身の親御さんが子供たちに読ませるおすすめ本5選!

子供のころに本を読むかどうかで将来の考えの豊かさや地頭力が変わってくるといわれてます。その中でも東大出身の親御さんが子供たちによく読ませる本をピックアップしてきました。絶対に読ませたい珠玉の本です。